好きなもの温泉♨︎

ちょっと好きなものからとんでもなく好きなものまで

oyu和訳 : Cherry / Rina Sawayama

Rina Sawayama - Cherry (Official Video) - YouTube

今年の夏は生りなさわが観られると決まったその日から、毎日イメトレに余念がない。そのイメトレを重ねるたびに強く思うのは、(ぜったいにcherryをやってくれたのむ!)ということである。

ぜったいにやってくれたのむ!!!

 

Cherry / Rina Sawayama

地下鉄へ降りると、君がこっちを見ていた

そのかわいいまなざしで

その日に全てが変わった

変わらずにはいられなかった


火曜日になってもまだ考えてる

必死で抑え込んで、気のせいだって自分に言い聞かせた

でもやっぱりできない


人生に満足しているつもりでも

本当は自分に嘘をついている

このなじみのない感情にすがる

生きているって感じられるから


変わらない方がいいよって言われる

まだ本当の自分を見せられていない

別の誰かが自分の中にいるのに

自分にもっと厳しくなれって言われる

たとえそれが自分のせいじゃなくて

ただ素直に知りたいだけだったとしたら


地下鉄を降りてくる、君がこっちを見ていた

そのかわいいまなざしで

その日に全部変わってしまった

変わらずにはいられなかった


人生に満足しているつもりでも

本当は自分に嘘をついている

このなじみのない感情にすがる

生きているって感じられるから


それで、わたしの初めての子になってくれる?

こっちへ来て話しかけて

わたしのものになってくれる?

こっちを見てるのは知ってるんだから

わたしのものになる?

君の初めての子にしてくれる?

ほら、わたしのものになる?


君に見られるだけで、ずっと前の自分がよみがえる

身分証も持っていない17の頃に

自分のことを愛したくなった

いまだってなんの保証もない

中身はいまも、身分証もなかった頃のまま

 

人生に満足しているつもりでも

本当は自分に嘘をついている

このなじみのない感情にすがる

生きているって感じられるから

oyu和訳 : Chosen Family / Rina Sawayama

 
元々のアルバムのバージョンも好きだったけど、このアコースティックライブのもめちゃめちゃよかった
そこ歌詞変えてくるんだ、そんないいアレンジなんだ……!ていう
新しい家族のかたちとその可能性って、ここ数年でますますリアルなものになってきた
その流れや、わたしたちがいま感じていることをこんなふうに曲にできてしまう彼女のソングライティングの才、日々の生活の中で考えていること、そして時代のにおいをかぎわけるセンス
彼女がこの2020年代にこうしてそこに立ってくれていることが、個人的に本当にうれしい
 
 
Chosen Family / Rina Sawayama

あなたのこれまでの物語を聞かせて、わたしのこれまでも話すよ
ちゃんと聞いてるから、ゆっくり話して、一晩中かかってもいい
どんな大きな川を渡ってきて、どれだけ高い山を乗り越えてきたのかを
どんなひとと出会ってきて、ここまでやって来てくれたのかを
そろそろここに落ち着こう、荷物を置いて
もう大丈夫

わたしたちが家族になるのに、くだらない手続きはいらない
同じ遺伝子や、同じ苗字を持つ必要なんてない
あなたはわたしが自分で選んだ家族
同じものを見ているわけじゃないなら
これから同じ景色を見に行こう
わたしたちは自分で家族を選んだんだ

ペンを貸して、あなたのつらさを書き換えてみたい
準備ができたら一緒にページをめくろう
ボトルを開けてお祝いしよう
あなたがこれまでどんなひとだったか、これからどんなひとになるのか
なんでもいい、わたしたちずっと一緒にやって行くんだから

わたしたちが家族になるのに、くだらない手続きはいらない
同じ遺伝子や、同じ苗字を持つ必要なんてない
あなたはわたしが自分で選んだ家族
同じものを見ているわけじゃないなら
これから同じ景色を見に行こう
わたしたちは自分で家族を選んだんだ

わたしはあなたを選んで
あなたはわたしを選んだ
自分たちで家族になるって決めたから
わたしたちはもう大丈夫

わたしたちが家族になるのに、くだらない手続きはいらない
同じ遺伝子や、同じ苗字を持つ必要なんてない
あなたはわたしが自分で選んだ家族
同じものを見ているわけじゃないなら
これから同じ苦しみも乗り越えよう
わたしたちは自分で家族を選んだんだ

oyu和訳:Bad Friend / Rina Sawayama

youtu.be

 

今年のおれのbest、今年いちばん聴いたアルバムから。

あんなに仲の良かった友だちとの関係性の崩壊を、言い訳もせず、ただ自分の不得手のせいと歌うりなさわ。

親しい誰かと一緒にいる時間の、その居心地の良さは享受したいけど、なにせメンテナンスが大変だ。めちゃめちゃわかる。

 

Bad Friend / Rina Sawayama

 

わたしたちはTokyoのまぶしい光の中を走り抜けた、失うものは何もなかった

2012年のあの夏が心に焼き付いている

暑くって、めちゃくちゃで、酔っ払って、あの部屋でわたしたち5人

カーリーレイジェプセンを熱唱するわたしたちは、少し涙ぐんでいた

 

ドリンクをかけあったり

恋人の悪口を言ったり

騒ぎすぎて外へ放り出されたり

BFFなんだって思った、でも本当は

人の輪に溶け込むのは得意だし

場を盛り上げたり、程よくふざけたりもできる

でもわたしはいい友達なんかじゃない

どこへ行ってたかなんて訊かないで

面倒で何もかもを避けてきた

私は全然いい友達じゃないから

 

これってけんかなんだろうか、一体なにが起こったの

たぶんわたしの考えすぎなんだ でもあんなことはしないでほしかった

ああ、こんな風に変わって行ってしまうなんて、どう考えてもおかしい

もう全然分からない、みんながどこにいるのか、何をしていて、誰といるのかも

 

ドリンクをかけあったり

恋人の悪口を言ったり

騒ぎすぎて外へ放り出されたり

BFFなんだって思った、でも本当は

人の輪に溶け込むのは得意だし

場を盛り上げたり、程よくふざけたりもできる

でもわたしはいい友達なんかじゃない

どこへ行ってたかなんて訊かないでほしい

面倒で何もかもを避けてきた

私は全然いい友達じゃないから

 

友達づきあいが苦手なひとは手を挙げて

たぶんわたしも、誰かの「いい友達」にはなれない